リズム・オブ・ワールドはヨーロッパ・アジア・中央アメリカ・アフリカの各大陸をモチーフにした音楽と衣装をまとったキャラクターのショーです。それらの文化が入り乱れる都市としてニューヨークが登場します。要はリズムが違っても世界は一つだよということを言いたいんだろうな。

　TDS・TDLともにかなりのショーがありますが、前座付きのショーというのはこれぐらいでしょう。「ジャミターズ」によるパフォーマンスが開園15分前から始まります。ゴミ箱やバケツ、ちりとりを楽器にして演奏する人たちで、演奏技術のすばらしさはもちろんのこと、その掛け合いに爆笑の渦が巻き起こります。へたな芸人より絶対に面白いです！

　高速打ちはもちろんのこと、このように三点に分かれてぐるぐる回りながら打っていったり、上の写真のように並んだ形で走りながら順々に打っていったりなど…いやはやすごい。これをスペシャルイベント開催中毎日行っているのだろうか？…脱帽します。この人たちTDSに出なくなっても普通に大道芸人として成功できそうだよなぁ。

　最初はミッキーがクラリネットを吹いて登場。その後、ミニーが登場します。オープニング、続いてニューヨークの場面です。このイベントのすごいところは要所要所の音楽がすべて生楽器であるところです。ホーンセクションやドラムが大量に出てきます。そのビートにみなさん酔いしれるんだな。

　この人たち…さっき演奏していたジャミターズじゃん！！ということでまた出てくるんですよ、この人たち。それもショーの間中ずっとドラムたたきっぱなし。前座後5分間の休憩がありますが、その間に着替えて、その後また出て…ほぼ45分間出ずっぱりですな。大丈夫なのだろうか、この人たち…。

　ニューヨークの場面が終わるとスモークがたかれ、いよいよ各大陸のみなさんが登場してきます。こちらはアフリカのダンサーさん。原色の衣装が目立ちますな。

　まずはヨーロッパが登場。華麗な衣装で会場を沸かせます。曲もワルツっぽい優雅な曲。

　次はアジアです。ディズニーでアジアというと、日本以外だと中国とインドになるらしく、こちらのダンサーさんの衣装は京劇調です。曲は京劇調の音楽とインド音楽がミックスされた感じです。

　アジアのダンサーのお姉さんは中国調の方とインド調の方がいます。中国調のダンサーさんのほうが優雅なダンスを披露します。隣にいるのはアジア代表・チップとデールのチップですが…あの頭に乗っているのは何だ？ディズニーファンを読んで気になって、院時代の仲間ともそんなことを話したなぁ。

　次は中央アメリカ。サンバのリズムに合わせて緑の衣装にまとめたダンサーさんが踊りだします。私は一番ここが好きです。大体分かると思いますが（笑）。

　中央アメリカのリーダー・プルートです。しかし、頭のはどう見てもブロッコリーにしか見えませんよ。

　アフリカのリーダーはグーフィーです。アフリカの長老や王様をイメージした衣装で登場。ここで4大陸の登場すべてが終わりました。そして…、

「右手を上げてUP!UP!!UP!!!」

簡単でしょ？私が出来たのだから、他のみなさんも出来ると思う。これを各大陸ごと、さらには全員で踊ります。結構な回数踊るんだ、これが。

　フィナーレは和太鼓も登場し、より華やかになります。リズムにも厚みがましますね。

　ミッキーはクレーンで上空に上がっていきます。どこまで上がっていくんだ？というぐらいです。

　ディズニーのショーはフィナーレの後ダンサーたちが退場するためのエンディングが用意されています。その音楽が鳴っている間に「Everybody,One More Time!!」えっ、もう一回踊るのかい！？これは昨年まではなかった演出です。よほどこのダンスが好評だったのだろうか？

　ショー終了後、こうやってダンサーのみなさんは退場していきます。退場の際には、ゲストとハイタッチをしているダンサーさんも…それだけ一体になれるこのイベントの力、恐るべし。