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Jikosyokai

月刊自己紹介12月号

 

 小さい頃から今まで、どんな夢を持っていましたか?月刊自己紹介最後の12月号はそんな夢について自己紹介。

 

T.小さい頃の夢

 小学校の頃までは本気で小学校の先生になりたいと思っていました。その証拠に、私が小学校3年生のときに書いた将来の夢は「入学した小学校の先生」でした(注:在住地は同じながら学区改編のため入学時と卒業時の小学校が違う)。しかし小学校の先生は体育が出来ないといけないということを知り、すっぱり小学校の先生をあきらめた私です(苦笑)。

 次に私が目指したのは中学校の先生でした。中学校の先生は教科制なので、体育が出来なくても先生になれるといういたって単純な理由です(笑)。私は社会が得意で、特に地理に関しては満点を取りまくり当時の担当の先生の度肝を抜かせていたぐらいでしたので、絶対に社会の先生になると決めていました。

 しかし私が中学にいた時期はバブルが崩壊し、少子化も進んでいたため教員採用そのものが減少していました。特に中学・高校の社会科は横浜のような大規模な都市でも年に1人か2人という有様。それを新聞記事で目の当たりにした私は、「これは違う道に進んだほうが良さそうだ」とあっさりあきらめます。諦め早いなぁ。

 先生になるためには大学に行かなければならないということは分かっていたので、中学生になった頃から大学に行くことだけは考えていました。しかし、先生にならないと決めた私は次にどうしたか…大学情報冊子で見つけました。「地理学科」の文字。…これは行くっきゃない。

 

U.少し大きくなるまでの夢

 何になりたい、ということよりも地理学科のある大学に入る、という夢が先行していた私。そのまま高校に入学しますが、ここで誤算が一つありました。私の入った高校では地理を履修しない。履修上は地理を受けなくても地理学科にはもちろん入れますので、私は地理の勉強もしつつ、もう一つの得意科目だった政治・経済を勉強しながら大学を探していました。

 高校のときの私の部活は放送部。話すことより作ることにすでに興味が移っていた私は、放送関連の学部も選び始めていました。さらに社会学に興味を持ち、国際学にも興味を持ち、何にでも興味を持ちたがりはこの頃からだったのかもしれません。

 2年、3年と進んでいくうちに、自分の好きな旅行関連の仕事に興味を持ち始めたのもこの頃です。やはりそう考えると、地理学というのはちょうどよい学問なのかも、と思い始めていました。…が、ここで誤算が。地理学は教員養成学科にある社会科教員養成コースか、歴史・地理学科と史学科と一緒になっているケースがほとんどで、単独で地理学科というのは少ないのが現状です。また、学校の地理を思い出していただけると分かると思いますが、地層や地震など理系の地理もあり、理学部にも地理学科があるような有様。理系を受けるとすると、数学もやらなければならない…。

 そこで私が選んだのは、国際関係学の中の地理学専攻でした。政治・経済も学びつつ、地理学を学べるという意味で、広い視野をもてたのは大変有意義だったと思います。地理学専攻単体の学科に比べると、カリキュラム面で見劣りするのはやむなしですが、1週間の単独野外実習など、ここで得たものは本当に大きいですね。このとき実習で行った佐世保で初めてよさこいと出会ったのも何かの必然だったのかもしれません。

 

V.少し最近までの夢

 旅行関連の仕事に興味を持っていた私は、大学3年の頃からリサーチを初め、着々と就職活動を進めていました…が、決まらない。4年生になっても、梅雨が明けても、紅葉の時期になっても決まらない。さすがに焦りました。好きなことで仕事ができないのかと本気で焦ったのはこの頃です。

 助け舟を出してくれたのは母でした。大学院進学について薦めてくれたのです。この一言でだいぶ救われました。でなければ就職浪人覚悟でしたから…。準備期間は2ヶ月しかありませんでしたが、何とか合格。もう2年、学生生活を送ることとなりました。

 ここまでで、かなり親に心配かけてしまったな、ということを感じていました。また、自分にとって営利企業で目標値をもって働くよりも、社会のためになって働けることのほうが向いているのではないかとも考え始めたのです。かくして私は入学してまもなく、公務員試験の勉強を始めました。と、始めたまでは良かったのですが、本当にこれでいいのか?という考えが現れ始めました。学生時代のボランティアで公務員の人たちと接する機会が多かったのですが、公務員として法を守るために起こる制約やジレンマの中で私は本当に働けるのか。そんなことで悩む事が多々ありました。そんな状況で受けたので、結果は思わしくありません。

 さて、困りました。時はすでに秋。私は院生なので、修士論文を書かなければなりません。博士課程に進む気は全くなかったので、改めて就職活動をしなければならなくなってしまいました。家庭の事情で翌年の公務員試験を受験できない私は、なんとしても就職しなければならない。こうなると、夢も何も言っていられません。とりあえず、がむしゃらに探して修論書いてバイトして…の繰り返しで見つけた今のところで働いています。

 

W.I have a dream〜これからの夢へ〜

 基本的なスタンスはここ2,3年変わっていません。「より多くの人の人々の生活をわくわくさせる」ことが私のモットー、もとい夢となっています。私自身もそうですが、何かに打ち込んでいる人、楽しんでいる人というのは笑顔が素敵で、一生懸命さも素敵で、その力が未来をよりよくする原動力だと考えています。

 その一つのキーワードに「躍る」という言葉があります。躍動するとか、そんな意味合いの言葉ですね。身体が動くように、心が動き出す、そんなことで人を動かしていきたいと考えています。

 もう一つのキーワードに「動く」という言葉があります。なんでも実際に動いてみないと分からない、見てみないと分からない、それが私のこだわりです。私が始めた「よさ研」という活動もそのスタンスにのっとっています。事実、動いたことで世界は確実に広がっています。また、その過程で多くのみなさんと話をし、つながりを持つことも出来ました。その小さなつながりがまたよのなかを少しずつ変えていっている、そう考えます。

 まもなく2007年。ところで、あなたの夢は何ですか?

 

 

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