よさ研レポート2005

.関東よさこい祭りの特徴

 

1.関東よさこいの概要

  関東で昨年開催されたお祭りはいくつあるのか?そもそもはこの疑問から始まりました。ここでは、まずそもそもお祭りはいくつあるのかを考えます。どの季節に多いのか?それにはどんな特徴があるのか?ここでは「各地のよさこい」(一覧表)と「よさ研マップ 関東一都六県版」を用いながら考えていきましょう。

 

・というわけで、よさ研マップ。

  2月に初公開した「よさ研マップ 関東一都六県版」、たくさんの方に見ていただきありがとうございます!よさ研マップでは、各祭りを各都県、季節ごとにまとめました。実際に踊られていたり、見に行かれたりされている方は「夏に多い」「秋に多い」ということは分かっていらっしゃると思いますが、ここは改めてビジュアルにしてみましょう。新しいことが発見できるかも!

・全部で87、ありました。

  よさ研調べによると、昨年関東甲信越・静岡県で開催されたお祭りは全部で91ありました。関東地区のみだと77です。筆者が関東で研究を始めた年(2003年)は53でした。当時未確認だったお祭りがあるとはいえ、2年間の間でまだまだ増えていることが分かります。特に千葉県の増え方はすごいですね!

  2003年 2005年
茨城県 2 6
栃木県 7 8
群馬県 2 3
埼玉県 3 10
千葉県 5 18
東京都 13 16
神奈川県 11 16
新潟県   4
山梨県   1
長野県   2
静岡県   7

(出所:いわの(2005)、各地のよさこい2005年版より)
注:甲信越・静岡県は2003年データなし

 

・実は秋に多かった。

春(3〜5月)    12
夏(6〜8月) 35
秋(9〜11月) 38
冬(12〜2月)  8

  上の表は、「よさ研マップ」とよさ研マップには掲載されていない甲信越地方と静岡県のお祭り(一部)を足したものです。てっきり夏に多いものかと思っていましたが、秋のほうが多いのですね。でもほとんど拮抗していますから、夏にも、秋にも多いことがうかがえます。

  これは各地夏祭り・秋祭りの一環としてよさこいを取り入れているところが多いからでしょうか。春や冬はそれぞれ秋や夏と比べて3分の1〜5分の1ぐらいです。春より秋のほうが3倍多いことが気になります。春は花見など、花に関するお祭りなどが多いからでしょうか。

・範囲も違うものなのか?

  祭りの範囲も比較してみましょう。夏(緑)と秋(黄)を比較すると、秋に開催されているほうが、より広い範囲でお祭りが開催されていることがわかります。東京や神奈川、埼玉など南関東で開催されている祭りは夏に多いのですね。「各地のよさこい」によると、これらの祭りはお盆より前、もしくはお盆より後に開催されていることが分かります。お盆で帰省してしまう前に、もしくは帰省した後に地域の夏まつりとして、もしくは商業地域の夏まつりとして開催していることが分かります。

  秋に開催しているところは…他にも理由がありそうですね。これだけでは理由が分かりません。地方の場合収穫祭などの名残があるのでしょうか?都心に近いところだと、夏より踊りやすいという理由がありそうですね。

  春に開催されている祭りは東京、神奈川など南関東で開催されているものがほとんどだというのも特徴ですね。まだ各チーム夏に向けての準備中というところでしょうか。

 

 

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