No.7 水と桜と。(後編)

 

☆思いつきって大胆だ☆

 せっかく来たのに佐原だけでは、と思ったので思いついたが吉日、鹿島神宮にも足を伸ばすことにしました。鹿島神宮へは小さい頃に行ったことがありますが、それ以来なのでたぶん15年ぐらい来ていないでしょう。

 駅前はちょっと寂しく、門前町もシャッターが下りているお店が多く寂しげな顔を見せています。

 鹿島神宮は最初の天皇・神武天皇が即位された時に関東に武甕槌大神という人を関東に向かわせたことから起こった神社だそうです。その後徳川家康・家忠が建物の寄進をして現在の形になりました。

 これが本殿なのですが、案外小さいのですね!私が来た時はもっと大きかった印象が…小さかったからだろうか?

 鹿島神宮は大変緑の多い場所として知られています。山一つをまるまる使っているからだろうか?本殿を過ぎるとこのような道が広がっています。森林浴にぴったり!中はひんやりと、静かな世界です。
 本殿から歩いて10分ほど、御手洗(みたらし)という場所にやってきました。ここは霊泉としての機能があり、昔の人はここで清めてから本殿に足を運んだそうです。

 鹿島神宮のお使いは鹿だそうで、これは名前の由来ともなっています。さらに奈良の春日大社が創建された際(奈良時代)、奈良から鹿島へ鹿が連れてこられたそうです。奈良公園のように鹿は放し飼いになっていませんが、今でも鹿島神宮内に鹿がいます。

 このように鹿島神宮にはいろいろな伝説があります。ちょっと見づらいですが、真ん中に石があります。この石もそんな伝説を受け継いでいますが…?

 上の石は「要石」といい、昔地震を止めると信じられていました。右の写真のように、昔地震は地中にいるなまずが起こしていると考えられており、地震を止めるために要石が用いられたと考えられています。また、上の要石は昔7日7晩掘っても掘りきれなかったと水戸黄門の記録に書かれているそうです。こんな神話が鹿島にはたくさんあります。

 

☆桜の花も気になって☆

 鹿島神宮に向かっている際、あやめと水郷で有名な潮来を通り過ぎました。

「そういや、行ったことない」

…決定です。鹿島神宮に行ったあと、降り立ちました。

しかし、あやめの季節は6月!まだこんな状態です!

 しかしさくらはちょうど満開で、遊歩道に沿ってずらっと並んだ桜を愛でることができました。時間も夕方、花見客も少なく、じっくり見れます(宴会をするようなスペースがないのです)。

 あやめの群生地から離れること2,3分。「長勝寺」というお寺にやってきました。遠くから見ても桜の花が門の内側からあふれ出そうでしたが、実際に入って愛でてみると優美に咲き乱れています。現在期間限定でトップページを彩っている桜の写真もこのお寺で撮影したものです。
 こちらが本堂なのですが、禅寺の要素が入っているらしく(宗派は臨済宗)、質素な中にも趣が感じられます。そしてお花が多いこと!樹木を大切にされている心が伺えます。

 街を歩いていると、道祖神がいるなど、古い信仰もまだまだ大切にされている地域だなというのを感じました。

 びっくりしたのが、この木のメニュー表!これはすし屋さんではなく魚屋さんなのですよ!こんなメニュー表見たことないぞ!歴史と風土を感じさせますね。当地では昔からある光景でも、全く触れたことのない私にしてみれば大変新鮮です。
 そして潮来は千葉県との県境です。すぐそばに北利根川が流れており、ゆったりと海へ流れていっています。

 穏やかな気分になりますなぁ。

 帰りの電車の待ち時間があったので、ふたたび佐原の町をふらふらしました。すると川沿いに満開の桜が花開く!

 これには感激です!!夕暮れの物悲しさとあっています!

 

☆一人旅はいいものだ☆

 何といっても、思いつきで旅ができることは大きい!自分の思う方向へ、興味のむくままで、自分の見聞も広がります。もっともっと知らない街を訪ねてみたい、今日もそんなことを考えながら旅を続けるSummyです。

 

 

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